資格を取る意味って?時間とお金を無駄にしないポイントを解説

世の中には数えきれないほどの「資格」が存在します。

せっかく資格を取得するなら、きちんとその資格を活かせるようにしたいですね

この記事では、今後資格を取るかどうか迷っている人や資格取得に興味がある方に向けて、資格を活かせる人と活かせない人の違いを解説しています。

ざっくりと私の背景はこんな感じ!

  • 国家資格(管理栄養士)と多数の公的資格、民間資格を保有
  • 企業で資格を販売していた
  • 協会の資格発行や販売に携わっていた
  • 資格を活かして開業する方法を教えていた(企業でも個人でも)

資格を取得するだけではなく、長年資格を販売する立場にもいたからこそ感じていたことをまとめました。

目次

資格を活かせる人と活かせない人の違いは?

資格を活かせるかどうかは、実は最初の時点で決まっていることがほとんど。

  • 資格を取得して何をやりたいのか?
  • あなたの夢を叶えるためにその資格はどうして必要なのか?

この、資格取得後のビジョンと、資格取得の必要性が明確かどうか。

これが資格を活かせる人とそうでない人との違いです。

この2点を考えずに行動を起こしてしまうと、後になって「どうやってこの資格を活かしたらいいんだろう…」と悩む可能性が高くなります。

資格を活かせる人は「逆算思考」

「こうなりたいな」という理想の未来があって、その通過点として資格を取得するならOK!

資格を活かせない人は「積み上げ思考」

一方で、「資格をとること」そのものに素敵な未来を期待しちゃう人は、その後高い確率で迷走する事に…!

資格を取った先に理想の未来があるのではなく、理想の未来に必要だから資格を取得する

この「逆算思考」ができているかどうかが大きなポイントとなります。

誰かの成功ストーリーに自分を重ねすぎていない?

また、資格を活かせない人に多いのが、誰かの成功ストーリーに期待しすぎているパターン。

ここは、子供の頃は目にしたことがある人も多いであろう、進研ゼミの案内(漫画)を例にご説明します。

進研ゼミの漫画って、基本的に「ダメダメだった私が進研ゼミに出会って、素敵な私に生まれ変わった!!」みたいなストーリーが展開されています。

読者は、この漫画の主人公に自分を重ねて「私もこんな風になりたい!!」と思って進研ゼミを始めたくなる訳ですが…

進研ゼミをきっかけに自分を変えられる人は、当然ながら教材を使って勉強した人

ここが「理想の自分」になるために必要な要素。

一方でイマイチ変われない人は、「理想の自分」にワクワクする事で満足して、具体的な行動(勉強)が足りなかった人

ここばかり見てると行動する前に満足してしまう…

文字にすると当たり前すぎる現実ですが、これは資格においても同じような現象が起きているのです。

資格を活かせる人は資格取得後に資格を活かすための行動を起こした人

一方で、資格を活かせない人は資格取得で満足してしまって、何もしない人ですね。

資格取得の場合、資格を取るまでに勉強をして試験を受けるので、資格取得に達成感を感じてしまう点も要注意。

資格を取ると「何者」かになれた気がするんですが、資格は「持っている」だけではほぼ無意味です。

「資格」に何かを期待するのはもうやめよう

資格を販売していると

私でも先生になれますか?

私でもこの資格を取ったら稼げるようになりますか?

みたいな質問をものすごーーくいただくんです。

…でも、正直この質問がめちゃくちゃ困ります。

前述した通り、資格を取る目的や、取得後のイメージが明確な人は夢をどんどん叶えていく一方で、資格を取ることがゴールの人はいつまでも迷走しているから。

厳しい言い方かもしれませんが「資格を活かせるかどうかはあなた次第です」というのが本当の答えなんですよね。

当時は立場上そんなこと、口が裂けても言えませんでしたが…!!

今ではきちんと「現実」をお伝えして、そのために何をしたら良いのかをしっかりお話できたらよかったな…と後悔しています。

資格が魅力的に感じる理由とは

そもそも、資格の発行者は多くの人に資格を取得してもらいたいと思っています。

なぜなら資格も1つの「ビジネス」だから。

資格保有者を増やしていくために、資格の販売者は「資格をいかに魅力的に伝えるか?」にめちゃくちゃ力を注いでいますし、お金だってかけています。

資格に限らず、自分たちのコンテンツを魅力的に伝える努力をするのは当然のことですね。

そのため

  • 将来に漠然とした不安がある
  • 何か「形」になるものが欲しい
  • 自分を変えるきっかけが欲しい

なんて想いを抱えている人にとって「資格」はすっごく魅力的に映るようになっています。

なぜなら、販売者は、そういう人たちをターゲットに資格を打ち出しているから。(もちろん全てがそうとは言いませんが)

だからこそ安心材料として資格が欲しくなったら、一度立ち止まってみて欲しいのです。

「何かに役立つかもしれない」と思って取った資格は、大抵活かせないことの方が多いです。

そんな「よくわからないもの」に自分の時間やお金を使うのは本当にもったいないなと思っています。

資格を探す時間よりも、自分と対話する時間を優先しよう

もしも、「何か資格が欲しい」「何か資格でも持っておこうかな」と感じた時には、その「何か」を手に入れるために資格を探すのではなく、

  • 自分は何を望んでいるのか?
  • そのために今何が問題になっているのか?
  • その問題を1mmでも解決するためにできることは何か?

といった「自分との対話」を繰り返してみてください。

資格云々よりも、まずは自分のビジョンを明確に持ち、それを叶える手段を主体的に選ぶこと。

これができるようになれば、資格取得に関する悩みや迷いも無くなってくるのではと思っています。

それでは!

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