「毎日時間に追われて辛い!!」
そんな気持ちを抱えながら日々を過ごしている人はとても多いです。
この記事ではそんな「時間に追われる!!」という焦りや不安を解消するための方法をご紹介しています!


「時間に追われる」とはどんな状態か
まず、具体的なステップの話の前に、
「時間に追われてしまう」とはどういう状態なのかを考えておきたいと思います。
まず「いつも時間に追われてしまう!」という人にはいくつか共通点があります。
- 責任感が強い
- 何に対しても一生懸命
- 人のために頑張ってしまう
- 自分が少し無理をすれば何とかなると思っている
このような要素は一見長所のように感じますが、
これらの傾向が強くなりすぎる人は要注意!
なぜなら、このような要素が強くなってしまうと、
自分のことよりも自分以外のことを優先する事が癖になってしまうからです。
そして、一度

という状況に陥ってしまうと、自分の内側に目を向ける余裕がなくなるため、なかなか自分の癖にも気づけません。
そう、これが怖いところ!!
そうやって気づかないうちに
時間が足りなくなる思考の癖、行動の癖が身についてしまい、
「いつも時間に追われて辛いっっ…!」
という負のループから抜け出せなくなってしまうのです。

「時間術」では問題が解決しない理由
このような「時間が足りなくなる癖」を持っている人は、
「時間術」のようなテクニックを実践してもなかなか効果が出にくいです。
なぜなら、テクニックを使って仮に時間を生み出せたとしても、
根底にある「思考と行動の癖」が治らなければ、
生み出せた時間をまた自分以外のことに使ってしまうからです。
だから、「時間術」を求めるよりも前に、まずは「自分の内側」に目を向けること。
そして、自分の考え方や行動のの癖に気づき、軌道修正していくこと。
これが、時間に追われる感覚から一気に抜け出すための秘訣です。
時間に追われる感覚から抜け出す3つのSTEP
では、時間に追われる感覚から抜け出すための、
具体的な3つのSTEPを順にご説明していきます。
STEP1:現状を把握する
まず最初は、今、自分が何によって
「時間が追われる状態」が生じているのか、
現状を把握することから始めます。
この方法はとっても簡単です!
一度自分の頭の中にある「やらなきゃ」と感じているタスクを一気に、全て書き出しましょう。
この「一気に、全て」というのがポイントです。

書き出す方法はノートに手書きでも、スマホのメモアプリでも何でもOKですが、私の場合はX Mindというマインドマップを使っています。
マインドマップの場合、ジャンル別にタスクを書き出せるので便利です。
STEP2:考え方の癖に気づく
STEP1で「もうこれ以上は出ないっっ」というところまで頭の中を空にできたら、次に進みます。
ここで、時間に追われがちな人の多くは、STEP1で洗い出したタスクを、全て処理しようと考えてしまいます。
実はこれが時間がいつも足りなくなる大きな原因なのです…
このタイミングで、まずは一旦「減らせるタスクはないか?」を必ず考えましょう!
つまり「やること」ではなく「やらないこと」を決めてしまうのです。

そう感じた時が、自分の思考の癖に気づける最大のチャンス!!
時間が足りなくなる人の多くは、「やらないといけないこと」を自分でたくさん抱え込みすぎる傾向にあります。
タスクを抱え込む癖は、自分で止めてあげないと、あなたの人生の時間はどれだけあってもずーっと足りないまま。
なので、自分が感じている「タスク」は本当に自分がやる必要があるのか?という点をしっかり考える事そのものが、思考の癖を修正するきっかけとなるのです。
ぜひ、今までの考え方は一旦OFFにして真っ白な状態で「このタスクは本当にやらないといけないの?」という点を考えてみましょう。

あなたの時間は今よりもぐんと増えるはずです。
やる事をどんどん効率よくこなそうとするのではなく、
根本のやる事自体をどんどん減らすこと。
そうやって「ねば」「べき」を抱えすぎて「やりたいこと」をやる余裕を無くしている状態から、自分を開放してあげることを心がけてみてください。
これが時間に追われる感覚から抜け出し、もっと自由に過ごしていくための大切な1歩です。
STEP3:行動の癖に気づく
一度、自分の手持ちタスクを減らせるところまで減らせたら次に進みます。
次は残ったタスクを処理していきますが、ここでは自分の「行動の癖」を一気に修正していきましょう!

ここではそれぞれのタイプに合わせて、
タスク処理のポイントをいくつかご紹介します!
タスク処理のポイント1:分解する
- 永遠に終わらない「やること」がtodoリストにある
- やろう!と思ってもなかなかタスク処理に取り掛かれない
ここからはどんどん「やること」を終わらせていける体質になりましょう!
そのためにまずやるべき事はタスクの細分化です。
例えば「ブログを書く」と言うタスクの中には
- ネタを考える
- 構成を考える
- タイトルや見出しを作る
- 文章を書く
- 画像を探すor加工する
などの細かなタスクが存在します。
タスク処理の速度が遅い、
もしくはいまいちやる気にならない…
なんて人は、タスクそのものが大きすぎて
「何から手をつけていいかわからない状態」
になっています。
なので、まずはタスクを細分化して、行動のハードルを下げることが大切。
自転車の漕ぎ始めと一緒で、一度行動し始めると、そこからはどんどん行動できるようになる、というのはよく知られている人間の特性です。
この特性を利用するために、まずはタスクを細分化し、初動を早くすることを心がけていきましょう!
タスク処理のポイント2:区切る
- いつも「やること」が時間通りに終わらない
- スケジュール通りに物事が進まない
タスクの細分化ができたら、できるだけサクサクと処理していきたいもの。
自分のタスク処理能力向上に物凄く効果があるのが「区切る」ことです。
これは予めタスク処理に書ける時間を決めておき、その時間になったらどれだけ続けたくても次のタスクに進むと言う方法。

時間を区切ること、そして時間がきたら「はい次!」とサクサク次に進むこと。
これだけで驚くほどタスク処理の効率が上がるので、サクサクと「やること」が終わる快感が病みつきになります…!(笑)
物事に時間の区切りなく「とにかく終わらせる」というスタンスで取り組むよりも、
与えられた時間の中でできることをやる(最善を尽くす)と言うスタンスで取り組んだ方が自分の生産性はぐんと向上します。
「区切る」はダラダラ防止にも効果あり
また、タスク処理とは少しズレますが「区切る」作戦は、スマホを持つときやネットを見るときにも有効です。
息抜きの時間も予め「○分だけ!」と決めてからスタートさせると、そのままダラダラ沼にハマることを防止してくれますよ!

タスク処理のポイント3:限定する
- 1日にどう考えてもできない「タスク」を詰め込みがち
- 物事の優先度や重要度を考えるのが苦手
- 全てのタスクが「重要かつ緊急」に感じてしまう
タスクを自分でキツキツに詰め込みすぎて、精神的にも体力的にも疲れてしまう人は多いようです。
そんな時にはやる事を「その日にやる事を限定する」作戦を使いましょう。
具体的な方法はこちら!
- 毎晩寝る前に、次の日にやるべきタスクを6つ書き出す
- 6つのタスクを重要度順に番号をつける
- 翌日、タスクを順番に1から取り組んでいく
これは「アイビー・リー・メソッド」と呼ばれる、生産性向上のための有名な方法です。
自分の中でその日のタスクを限定し、優先度(重要度)を考えて順に処理していく事で、確実に「やる事」を終わらせることができます。
この方法のポイントは
- 1日に6つ全部終わらなくても、気にしない。
- 1つのタスクが終わるまではその他のタスクの事を一切気にしない(手をつけない)
という事。
仮に6つのタスク全てが終わらなくても、最重要項目の1つでも終わればかなりの達成感が得られますね!
エネルギーの高い状態をキープしよう
いくつかタスク処理のポイントを解説してきましたが、
- どうにもこうにも集中できない!
- やる気が出ない!
- やっぱり焦ってしまう!
なんて方は、きっとすごーく疲れていてエネルギー不足になっています。
そのような状態で頑張っても、なかなか生産性は上がらないので
- 思い切って休む(寝る)
- 太陽を見る
- 自然に触れる
- 動物の動画を見る
などなど…「休む勇気」を持つことも大切です。
20%のエネルギーでダラダラ取り組むよりも、一旦自分を強制シャットダウンして、100%のエネルギーで取り組んだ方が良い事もたくさんあると思います。
ぜひ、今よりも時間の余裕を手に入れて、本当にやりたいことにもどんどんチャレンジできるライフスタイルを目指していきましょう!

